第4回とくしま特別支援学校技能甲子園が次のとおり開催されました。
第3回大会の開催が令和元年9月4日で、その後2年間はコロナ禍のため開催できませんでした。3年ぶりとなる今回は、コロナ禍でも開催できる体制を検討し、参加者の制限、換気消毒等感染症対策の徹底、生徒や一般の皆さんには、オンラインで観戦するなどの対応をとり、実施の運びとなりました。主催者の開催に向けての努力に敬意を表したいと思います。
◆県教育委員会 田中特別支援教育課長様より 審査協力に関するお礼のお言葉をいただきました◆
今年度は、3年ぶりに第4回「とくしま特別支援学校技能甲子園」を開催することができました。
平成28年6月に「県」「県教委」並びに「徳島ビルメンテナンス協会」は、特別支援学校生徒の一般就労に向けた支援に関する協定を締結いただいたことを契機に、コロナ禍の中でも、ビルメンテナンス関係団体の事業所に就業体験を受入れていただくなど、高等部生徒の就業体験の機会を積極的に確保していただいておりますことに、厚く御礼を申し上げます。
さて、技能甲子園については、平成29年度から開催しておりますが、「徳島ビルメンテナンス協会」の皆様には、第1回大会から今大会まで審査員として御協力をいただいております。今大会におきましても、専門的な視点で各校生徒の技能スキルについて、具体的なアドバイスや温かい励ましの言葉をいただくとともに、就労に向けた動機付けを高めていただいたことに、厚く感謝を申し上げます。「徳島ビルメンテナンス協会」の皆様には、特別支援学校の取組について、今後とも継続して一層の御支援・御協力をいただけますようよろしくお願いいたします。
この度、3年ぶりに、第4回ビルメン甲子園が開催されました。平成29年9月15日に初めて開催され、5年が経過したことになります。そこで、この機会に、初回の甲子園の姿を当HPにより振り返ってみました。
・ー・ー・平成29年第1回記述より・ー・ー・
いわば「特別支援学校ビルメン甲子園 IN とくしま」といえるもので、全国的にもほとんど例のない意欲的で優れた試みでした。当協会にとっても、審査員全員が関係者であり、「徳島ビルメンテナンス協会長賞」を創設していただき、校長先生など学校関係者の皆さんとの交流も深まり、日頃の学習の成果や生徒さんの団結の様子に接することができるなど、大変有意義でした。企画運営に携わった皆様に、深く感謝いたします。このようなことは、教育委員会、特別支援学校と当協会が相互に良きパートナーとして一体となって初めて成り立つのではないか、との印象を受けました。
そうだとすると、今回の「技能甲子園」は、従来からの連携活動、「就労支援協定」の締結とその着実な遂行等の一つの到達点を示しているのではないかと考えられます。
今後とも更に充実した連携活動を行い、成果を確実に積み上げ、そう遠くない将来、この大会が「全国特別支援学校ビルメン甲子園 IN とくしま」となれば、と心密かに念じています。
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この記述は、現時点においても、そのまま通用するとの印象を受けました。あえて追加するならば、「就労支援協定」が平成30年8月21日に「障がい者の就労支援活動に関する協定書」として全面改訂され、(社福)徳島県社会福祉事業団が協定当事者に加わったことです。この新協定に基づき、同事業団の施設(障がい者交流プラザを活動)が今回のビルメン甲子園の競技場として提供されました。これにより、県教育委員会・特別支援学校、同事業団、当協会の協定3当事者による「3方良し」ビルメン甲子園が実現したことになります。今後とも、原点を振り返りつつ、当事者が日々連携し、協定事業を内在化し、着実に事業の進化を進めていくこととします。そして、また5年後に振り返ったとき、さらなる成果があがっていると評価できるよう、3者で努めていくこととします。
【一口メモ】オンライン観戦について
この対応は、コロナ感染症拡大防止に加え、特別支援学校の就労に関する取組みの啓発活動として今回初めて行われたもので、中学校特別支援学級・特別支援学校合わせて20校、当協会関係事業所など6事業所が視聴しました。ただ、初めての試みであり、いくらかの課題(例えば、競技コート2面のうち画面が一方に偏っていたなど)も残りました。これらの課題は、今後逐次改善され、コロナ禍が終焉を迎えたのちも、特別支援学校の啓発活動の一環として定着することが期待されます。
❖過去の実施状況は次の通りです❖