一般社団法人 徳島ビルメンテナンス協会
会 長 多 田 英 人
初夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
また、会員はじめ関係機関の皆様方には、協会事業にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
この度、令和7年5月に開催されました総会におきまして、会長に選任され、就任いたしました。
はじめに、24年の長きにわたりまして、当協会の会長として協会運営と発展にご尽力いただきました、菊池前会長に心より感謝と敬意を表したいと思います。
さて、当協会の設立目的は、ご承知のようにビルメンテナンスに関する正しい技術の向上及び専門的知識の普及を促進するとともに、ビルメンテナンス業の健全な発展に努め、建築物の衛生的で健康かつ快適な生活環境条件の向上発展に寄与し、併せて環境負荷の軽減と現在及び将来に亘るビルメンテナンスに係る課題の解決を目指すことです。
一方、現在の社会経済情勢は、極端な関税政策による世界的な景気後退や地域紛争の長期化による世界経済のさらなる不安定化が懸念されるとともに、日本国内においては、最低賃金の大幅な上昇や物価高が予想されるなど、経費に占める人件費が7割程度と労働集約的な産業構造であるビルメンテナンス業にとっては引き続き厳しい経営状況が続くことが予想されます。
このような状況ではありますが、地域の中にあって、地域とともに歩み、自らの使命を発揮し、県民、市民の皆様にビルメンテナンス業に対する認識をはじめ、当協会に対する高い評価をいただけることを目指す組織であり続けたい、という協会の原点を踏まえ、会員の皆様とともに、時代の激しい変化に対応しながら業界発展のため協会運営に全力で邁進してまいりたいと思っております。
結びに、関係各位の益々のご発展を祈念いたしますとともに、当協会へのさらなるご協力とご支援をお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます。