第2回とくしま特別支援学校技能甲子園が次のとおり開催されました。
「開催要領」によりつつ、その概要をご紹介します。
今回、冒頭の開会行事で印象的なことがありましたので、ご紹介します。
一つは、議会日程などの大変お忙しい中駆けつけられた美馬教育長のご挨拶です。
生徒に語りかけるようなどこか慈愛さえ感じられる口調で、「一人一人の力をチームとして集結し、友達の力を信じ、応援し合い、互いに高め合ってください」等と述べられました。
もう一つは、選手代表が「私たちは、今まで練習に励んできました。今日は、仲間とともにこれまで学んできた力を出し切り、優勝を目指します」と少し緊張しながら気持ちのこもった宣誓をされたことです。
これらの事柄もあり、以後の競技は「心地よい緊張感」の中で進められました。
~菊池会長コメント~
この技能甲子園は、いわば「特別支援学校ビルメン甲子園 IN とくしま」といえるもので、全国的にもほとんど例のない意欲的で優れた試みだと思います。当協会にとっても、審査員全員が関係者であり、「徳島ビルメンテナンス協会長賞」を創設していただき、校長先生など学校関係者の皆さんとの交流も深まり、日頃の学習の成果や生徒さんの団結の様子に接することができるなど、大変有意義でした。企画運営に携わった皆様に、敬意を表するとともに感謝申しあげます。
さて、今回の「ビルメン甲子園」も、先月締結された「障がい者の就労支援活動に関する協定」の当事者である(社福)徳島県社会福祉事業団が管理する障がい者交流プラザにて開催されました。昨年同様、各校のレベルは高く、我々5名の審査員は、競技の判定には大変苦慮しました。また、競技者のテキパキこなす技能を応援する生徒の皆さんも、日々の練習の成果を発揮できたことと思います。
当協会としても、このような先進的で意義深いビルメン甲子園について、今後とも主催者である教育委員会、施設を提供する社会福祉事業団の皆様と相互に良きパートナーとして連携協力し、生徒の皆さんの社会的自立につながる一つの機会となるよう、組織をあげて取り組むこととしています。