ビルメンテナンス業における労働安全衛生の推進を図るため、6月20日(木)に関係各社の経営層・安全衛生管理者等を対象とした労働安全衛生大会(研修会)を開催しました。
多数の会員の皆さんにご参加いただきありがとうございました。
今年度の大会からビルメンテナンス業のここ3年間の保険料収支率が100%を超えたため、令和6年4月から労災保険料率が引き上げられたことなどを勘案し、労働災害防止に、なお一層取り組む契機として、例年2月に開催していた大会を、7月の全国安全週間の前の6月に開催することとしました。
(令和6年度の「全国安全週間スローガン」
危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全 )
講演会では、徳島労働局の岡崎課長からビルメンテナンス業における最新の労働災害の状況(1.転倒災害 2.墜落・転落災害 3.動作の反動・無理な動作による災害で4分の3以上、女性が8割以上)、高齢者の特性に配慮した安全対策、化学物質のリスクアセスメントの重要性などビルメンテナンス業の実態に即した有意義なお話をいただきました。
また、徳島県防災人材育成センター鎌谷活動推進員からは、自助、公助、共助のうち自助の重要性、能登半島地震の状況をはじめ、日頃の防災意識と一人ひとりに応じた防災対策の必要性など、身近な課題をはじめとした貴重なお話をいただき、改めて防災に対する重要性を認識しました。
当協会においては、この大会をはじめ研修会など協会活動を通じて、会員企業の皆さんの安全で安心できる職場環境づくりに寄与できるよう取り組んでまいりますので、ご協力をよろしくお願いします。
『ビルメン業で働く労働者の安全の確保のために』
徳島労働局 労働基準部 健康安全課 課長 岡崎 正憲 様
『今すぐできる防災について』
徳島県防災人材育成センター 活動推進員 鎌谷 真梨子 様