ビルメンテナンス作業イメージ

令和2年度 労働安全衛生大会

当協会では、ビルメンテナンス業における労働安全衛生の推進を図るため、毎年2月初旬に関係各社の経営層・安全衛生管理者等を対象とした研修会(労働安全衛生大会)を開催しています。
今年度の大会は、令和3年2月8日(月)13時から徳島ビルメンテナンス会館にて、参加者を各社の代表者等1名とするなど、当協会の「新型コロナウイルス感染症への対応」原則に則り、感染防止の徹底を期したうえで、次のとおり実施しました。

1.会長挨拶 菊池健次

2.令和2年労働災害無事故企業表彰

《 優良賞 》令和2年無事故会員表彰

四国ビル管理 株式会社
株式会社 太洋美装
株式会社 泊洋商事
本州ビル管理 株式会社

《 優秀賞 》平成30年から3年間連続無事故会員表彰

有限会社 サンビ

《 特別優秀賞 》平成28年から5年間連続無事故会員表彰

四国ビルメン 株式会社

このほか、

  • 平成26年から令和2年まで7年間無事故の3会員については10年連続無事故表彰(特別優秀賞)を、
  • 平成27年から令和2年まで6年間無事故の1会員については10年連続無事故表彰(特別優秀賞)を、
  • 令和元年、令和2年の2年間無事故の2会員については3年連続無事故表彰(優秀賞)を、

それぞれ目指していただくため、今回の表彰対象とはなっていません。

3.講 演

『ビルメン業の労働災害発生状況について』

徳島労働局 労働基準部
 健康安全課 課長 渡辺敬太

ビルメン業の労働災害の発生状況に焦点を当てた分かり易く有益な資料を元に、全産業、ビルメン業(全国、徳島)における発生状況を、年次推移、事故型別、年齢階層別に諄々と率直にお話しいただきました。そして、事故別では転落が本県全国ともほぼ半数を占めること、年齢別では60歳以上が本県全国ともほぼ6割を占めていることなどを強調され、背景には労働者の高年齢化の進行、この層の身体機能の低下があることに言及され、「転倒災害の防止」が重要な部分で高齢層対策につながることなど説明され、労災防止の基本対策である「4S活動」や「危険の見える化」などの実行を勧められた。
 

4.講 演

『知っておきたいSDGsとビジネス』

 コージャパン株式会社徳島支所
 徳島営業部 部長 岡田哲也

SDGsに積極的に取り組み、活用する、これは当協会の組織を挙げて対応するべき重要課題でありました。そこで、SDGsについての「先達」であるリコー徳島支店に講演をお願いしたところ、快くお受けいただきました。講演は、用意された沢山のわかり易い資料によりつつ、SDGsの基礎を説明いただき、SDGsは入りやすく、企業活動や地域貢献活動をこの目標とマッチングさせ、協会や会員企業の社会的評価や存在感、企業イメージの向上に活用できるなど大変実践的ご説明をいただきました。当協会においても、当面する重要課題として取り組むことと致します。

5.大会宣言 青年部部会長 長池良文

私たちは、この大会の開催を契機に、会員一丸となり、安全への意識をより一層高め、安心して働ける職場環境の実現に向け全力で取り組み、労働災害の防止と労災保険収支の改善を目指します。
 

6.副会長挨拶 多田英人

 ~三好労働安全衛生委員長コメント~

会員企業の皆様にご協力をいただき、今年も恒例になりました労働安全衛生大会を開催することができました。今回の大会については、新型感染症の全国的急増の中で、果たして開催ができるのか、開催する場合その運営のあり方はなどと頭を痛めたところですが、皆様のご指導ご支援をいただき開催ができましたこと、大変ありがたく思っています。このような模索を続けていた折、常に頭の中にあったことは、「労災の防止は、当協会の最重要事項」であり、この大会はそのことを改めて考え直す機会とするために是非とも開催にこぎ着けたいということでした。開催できましたこと、改めて、感謝申しあげたいと思います。
さて、二つのご講演について少し触れさせていただきます。それぞれの講演のエッセンスについて、上述のとおりですが、渡辺課長の講演では、改めて具体的・客観的資料に基づき、当業界の現状を再確認することができました。いただいたご提言を踏まえ、撲滅に向け会員一同地道に努力してまいります。
次いでSDGsに関する岡田部長様のご講演については、当協会・業界が日々取り組んでいる事柄をより世界レベルでの取り組みに位置づけ、発展のため的確に対応していくことができれば、より望ましい形で課題解決につなげることができる、との認識に至りました。
ということで、今年の大会も沢山勉強することができ、無事終えることができました。これも菊池会長はじめ会員各位、本日講演いただいた講師の皆様のおかげと深く感謝いたしております。引き続き、よろしくご指導下さいますようお願いいたします。

【新型コロナウイルス感染症への対応】

  • マスクの着用
  • 体調等確認
  • 検温実施
  • 手指消毒徹底
  • 十分な換気
  • 座席間隔確保
  • 講師パテーション設置

❖過去の実施状況は次の通りです❖

平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度令和元年度